頭痛の種類（あなたはどのタイプ？）

緊張型頭痛とは？

緊張型頭痛とは、精神的な緊張や目の疲れなどから、肩周りの筋肉や首の筋肉がパンパンに張ってくることによって起きる頭痛のことです。別名肩こり頭痛とも呼ばれ、頭にヘルメットを被ったような頭重感や、頭が締め付けられるような感じ、後頭部の痛み、目の奥が重痛いという症状が出ます。我慢すればなんとか過ごせる場合が多く、市販の薬を飲んで対処している人が多いです。首や肩を揉むと軽快します。しかし、蓄積しすぎると頭痛が習慣化してしまいます。

片頭痛（偏頭痛）とは？

偏頭痛とは、頭の片側、またはコメカミにズキズキ・ガンガンした痛みが心臓の拍動と共に走る症状です。女性に多く、日本に840万人いると言われています。目の奥に痛みを訴える人、匂いに反応する人、光を見ると頭痛になる人、階段の昇降などの日常の動作で痛みがひどくなる人など、症状も様々です。1週間のうち2〜3日起こり、時期が過ぎると急に楽になったりします。偏頭痛薬で対応している場合もありますが、多くは治らずに予防薬を飲みながら、激痛の時に鎮痛剤を飲んでいる人が多いです。

群発頭痛とは？

男性に多い頭痛のタイプで、頭痛持ちの約3％〜5％という珍しい頭痛です。2〜3年に1回、1ヶ月くらい頭をカナヅチで叩かれたような激痛に襲われます。しかし、その1ヶ月が過ぎると今までの痛みが嘘のように消えますが、2〜3年経つとまた痛みが襲ってきます。これを繰り返すのが群発頭痛です。頭痛の期間は病院で痛みどめの注射を打ってもらう人が多いです。

※この他に、鎮痛剤の飲み過ぎによって起こる薬物乱用頭痛もあります。頭痛薬を常用することで脳が痛みに過敏になり、かえって頭痛が起こる頻度が増えて、症状を悪化させてしまいます。月に10日以上鎮痛剤を飲んでいる方は要注意です。

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